低炭素社會戦略センター(LCS)10周年記念シンポジウム

これまでの10年、そして、
『明るく豊かなゼロエミッション社會』に向かって

終了いたしました。多數のご參加ありがとうございました。

低炭素社會戦略センター(LCS)は、「明るく豊かな低炭素社會の構築」に向けて、低炭素技術の技術的?コスト的展望に関する定量的な解析、社會への導入のシナリオの検討とともに、低炭素社會の実現を加速する新技術創出に資する研究開発から、成果の普及、社會への実裝までの戦略や社會システム設計のための取組を行っています。

本年のLCSシンポジウムは発足10周年を記念し、「低炭素社會戦略センター(LCS)10周年記念シンポジウム—これまでの10年、そして、『明るく豊かなゼロエミッション社會』に向かって—」と題して、LCSにおける10年間の研究?提案活動の成果を振り返るとともに、「明るく豊かなゼロエミッション社會」を展望します。低炭素社會実現に向けてLCSで進めている技術、経済、社會システムに関する研究の現況や最新の研究成果について、講演とポスター発表でご紹介します。また各分野の専門家を招き、ゼロエミッション社會のビジョンやその実現に向けた技術面、経済?社會制度面の課題、今後の展望等について話題提供いただき、議論を深めます。

SDGs Logo

 科學技術振興機構は「持続可能な開発目標(SDGs)」への科學技術イノベーションの貢獻(STI for SDGs)という視點から積極的に活動しています。本シンポジウムもその一環として、SDGs達成への貢獻につながることを期待しています。

日時
2019年12月4日(水)
13:30~17:00(ポスター展示 13:00~17:30)
會場
伊藤謝恩ホール
(東京都文京區本郷7-3-1 東京大學伊藤國際學術研究センターB2階)
定員
350名(事前登録制、無料)
対象
企業、國、大學、地方自治體等の関係者および一般の方
主催
國立研究開発法人科學技術振興機構
後援
文部科學省
経済産業省
環境省
その他
隣接會場において、ポスター展示を行う
プログラム(敬稱略)
13:30-13:35

開會挨拶

小宮山宏〔LCSセンター長〕

13:35-13:40

主催者挨拶

濵口道成〔JST理事長〕

13:40-13:45

來賓ご挨拶

〔文部科學省〕

第1部 講演?ポスター発表
13:45-14:30

10周年記念講演

山田興一〔LCS研究顧問〕
越 光男〔LCS副センター長〕

「ゼロカーボン社會実現に向かうLCSの活動」
2050年以降でのゼロカーボン(ZC)社會構築に向けてエネルギー分野のみでなく、全ての産業、そして人々の生活からのCO2排出量をゼロにすることを進める時代になってきた。多くの國で2050年でのZC社會構築を目標にし始めている。しかし、具體的な方法論は示されていない。この変革は簡単なことではないが、その先頭に立ち、將來の社會設計、実現に向かうことは日本の発展にとっても必要なことである。
LCSでは2050年以降の早い時期にZC社會を実現することを定量的に示すことを目標に活動を続けてきた。國內CO2排出量の50%近くを占める電力部門のZC化は比較的容易である。問題はどれだけの量を供給できるか、そのコストはどうなるかである。ZC電源構成要素である太陽光発電、風力発電、蓄電池、新揚水発電等の新技術導入によるコスト、賦存量を明らかにし、それらの結果を用いて計算したZC電源の姿を示す。電力に次いでCO2排出量の多い交通部門でのZC化をどうするか、また將來必要になるCO2分離?回収?貯留をどのように使うかなどについても示す。最後に、もっとも難しい「明るいZC社會の姿」はどうなるのかについての考え方に言及する。

14:30-14:55

基調講演

中島厚志〔獨立行政法人経済産業研究所理事長〕

「ゼロエミッションに向かう経済社會」
気溫の上昇や自然災害の増加など気候変動が加速しており、その要因となる人類による溫室効果ガス排出の抑制が大きな課題となっている。抑制に向けて、石炭火力発電の削減や炭素稅導入さらには革新的な技術開発などによる二酸化炭素排出削減が進められている。しかし、発電コストの増加や炭素稅では逆進性などの問題もあって、発展途上國のみならず先進國においても排出抑制が容易に進むようにはみえない。
このような狀況で、今後とも地球環境の維持に向けてあらゆる努力を傾注することが不可欠であるが、実は、身近のコト消費の増加やシェアリングエコノミーの浸透など、われわれの消費行動や生活様式および社會構造の変化がおのずと二酸化炭素排出の低減につながっていることは注目に値する。
技術革新が進んで第4次産業革命も到來するなか、われわれの豊かさがますます増進しつつも同時にゼロエミッション社會に向かう姿は十分に描くことができる。

14:55-15:25 休憩 ※ポスター発表
第2部 パネルディスカッション
15:25-16:55 テーマ:「『明るく豊かなゼロエミッション社會』のまち?くらし」
我が國が2019年6月に策定した「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」でも、2050年までの80%の溫室効果ガスの排出削減と21世紀後半のゼロエミッション社會を目指すことが示された。では、ゼロエミッション社會では、人々はどのような街に、どのように暮らしているのだろうか。それは、今とはまったく異なる姿なのだろうか。
本パネルディスカッションでは、來るべきゼロエミッション社會を明るく豊かなものにするため、「まち」と「くらし」を支える産業界が、將來に向けどのような展望を持ち、取り組みを進めているかを、「街づくり」「住まいづくり」「物の流れ」「情報の流れ」そして「資金の流れ」という視點で各界のパネリストからご紹介いただく。さらに、ゼロエミッション社會の実現に向け、どのような課題と期待があるかを議論していく。
【パネリスト】
下 正純  〔株式會社竹中工務店 環境エンジニアリング本部長〕
高橋 智  〔西濃運輸株式會社 営業本部擔當兼情報システム部擔當 専務取締役〕
八矢 舞子 〔株式會社日本政策投資銀行 サステナビリティ企畫部 課長〕
原田 真宏 〔大和ハウス工業株式會社 総合技術研究所 新領域技術研究部 新エネルギー?環境研究グループ 主任研究員〕
比屋根一雄 〔株式會社三菱総合研究所 コンサルティング部門 AIイノベーション 推進室長〕
【モデレータ】
森 俊介  〔LCS研究統括〕
16:55-17:00

閉會挨拶

越 光男〔LCS副センター長〕

※プログラムは都合により一部変更となる場合があります。

ポスター発表一覧
1 「明るく豊かな低炭素社會」の実現を目指して
—JST 低炭素社會戦略センターの取組—
2 展示ポスターと関連するSDGs
3 戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発
(Advanced Low Carbon Technology Research and Development Program;ALCA)
4 G20シンクタンク會議へ低炭素社會に関する政策提案
2017ドイツから2018アルゼンチン、2019日本まで
5 將來の明るく豊かな低炭素型社會シナリオの構築?就業人口構造からの検討
6 低炭素電源システムの安定化と技術?経済性評価(4)
—ゼロカーボン電源システムと技術開発課題—
7 太陽光発電システム(6)
—2050年に向けた日本の技術開発課題—
8 風力発電システム(2)
—大規模導入を想定した將來の風力発電システムの経済性評価及び技術開発評価—
9 官能基導入したカーボンナノチューブがペロブスカイト太陽電池に與える影響に関する研究
10 蓄電用の新揚水発電のポテンシャルとコスト(2)
—既存ダムを下池として利用した新揚水発電のポテンシャル増加とコスト削減の可能性—
11 蓄電池システム
さまざまな蓄電池による蓄電システムの現狀のコスト試算と課題
12 蓄電池システム
—リチウムイオン電池の劣化挙動調査—
13 蓄電池の技術シナリオ(7)
—全固體リチウムイオン電池の製造コスト試算と展望—
14 GaN系半導體デバイスの技術開発課題とその新しい応用の展望(4)(デバイス製造コスト)
15 次々世代半導體 酸化ガリウムのパワーMOSFET応用へ向けた技術開発課題
—β-Ga2O3の表面の化學的安定性を考慮したデバイスプロセス設計の指針—
16 水蒸気電解技術の普及に向けた技術比較およびコスト構造評価
17 DAC(Direct Air Capture)のコストと評価
18 アンモニア直接燃焼によるガスタービンシステム(2)
—コンバインドサイクルの熱力學モデルの改良—
19 藻類からの燃料油製造プロセス
—現狀評価と課題—
20 バイオマス廃棄物のメタン発酵(4)—水素?メタン発酵の検討—
21 木質バイオマスエネルギーポテンシャルの地域分布(3)—木質バイオマス総生産コストの低減—
22 北海道下川町の低炭素社會の実現に向けて
—持続可能な開発目標とともに—
23 エネルギーイノベーション技術開発—ARPA-Eの動向について—
24 定量的低炭素社會像
25 エネルギー脫炭素化施策の設計と実裝
26 建物と輸送エネルギーのスマート化がもたらす地域民生部門低炭素化の定量評価
27 モビリティおよび需要家間の連攜による街區の省エネルギー?低炭素化
28 戸建住宅向け電力需要予測手法の検討
29 乗用車の車種選好モデルによる
自動車稅制におけるCO2排出シミュレーション

地図

伊藤謝恩ホール

東京都文京區本郷7-3-1
東京大學伊藤國際學術研究センターB2階

  • 本郷三丁目駅(地下鉄大江戸線) 徒歩6分
  • 本郷三丁目駅(地下鉄丸の內線) 徒歩8分
  • 湯島駅または根津駅(地下鉄千代田線) 徒歩15分
お問い合わせ

シンポジウム事務局
TEL:03-5917-0203(受付:平日10時~18時) FAX:03-5966-5773 E-MAIL: [email protected]

國立研究開発法人 科學技術振興機構低炭素社會戦略センター(LCS)文部科學省

365彩票app下载安装